ハマブン句会 投句箱

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[197] 入選句の講評

投稿者: 芦野信司 投稿日:2021年 6月 5日(土)09時52分56秒   通報   返信・引用

特選
千枚田上がり下がりの田植笠    ちんぷんかんぷん
田植えといえば、一列になって苗を植える平面的な姿を想像してしまうが、この句は縦の動きを入れてきた。「棚田」と言えば説明的に響くところを「千枚田」とし豊穣への期待を膨らませた。
秀逸
太極拳の片足立ちや風薫る     げんごろう
片足立ちという不安定な姿勢に風が渡る。風の勢いを言わず「風薫る」の季語を選択した良さが光る。風の優しさだけでなく、周囲の新緑も自ずと表現。

鷺降りてたちまち光る夏の川    げんごろう
この句は、鷺の降り立つ姿を追う作者の視線が夏の日差しを反射する川と出会ったことを表現したのみ。鷺と川に何の因果関係がある訳ではない。しかし「たちまち光る」と感じた瞬間は、作者独自の大切な瞬間。句はその大事な瞬間をピン留めした。

入選
 飴色の頁をめくる桜桃忌     ぱせり
 入梅や古紙回収の文庫本     みのるんるん

昔読んだ本を読み返したり、惜しいと思いながらも捨ててしまったり、どちらの句にも古書への尽きせぬ愛情が流れている。


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